
圧縮ファイルの意味と種類、扱い方について(ZIP)
生徒さんからちょくちょく聞かれます。ZIPってなにですか?
ZIPファイルは、圧縮ファイルのことです。
Windowsの人は「zip」、Macの人は「lzh」という圧縮ファイルをよく使っていましたね。
圧縮ファイルの意味と種類、扱い方をわかりやすく説明してみます。
メールでファイルを送る場合
メールにExcelやPDFなどのファイルを添付して相手に送ることがありますよね。
複数のファイルを送らないといけない場合にはどうしますか?
どんどんとファイルを添付していくと、メールの添付欄に多くのファイルが並ぶようになりますよね。
添付ファイルの数が多いと、とても見ずらくて、何個のファイルが添付されているのかも解らない場合もあります。
数枚ぐらいのファイルならいいですが、十数枚ものファイルとなると、貰った方も大変です。
じゃ、フォルダの中にまとめておけば、添付は1つで済むのでは…と思いますよね。
残念ですが、メールにはフォルダを添付できないんです。
しかし、フォルダを 「ZIP」というカタチに変形してしまえば、可能になります。
ZIPで、大量のデータも1つに!
「ZIP」は、中のファイルが数百枚あってもOKです。しかも圧縮してくれるので、個別で送るより重量が軽くなります。
「ZIP」ファイルに変換すると、フォルダにチャックが掛かった絵柄になるので、見た目で1発でわかります。
たった1つのZIPファイルを添付するだけで、複数のファイルを送ることができます。もちろん中身は、写真/PDF/Excel/Wordと、何を詰め込んでもOKです。
フォルダをZIPにする方法
「ZIP」ファイルの作成は簡単です。
詰め込んだフォルダの上で右クリックします。
出てきたメニューから、「圧縮先」→「ZIPファイル」を選べば、圧縮ファイル(ZIP)が別途出来上がります。
ZIPファイル・・・ WindowsやMacなど、幅広い環境で利用
7zファイル ・・・ 圧縮率が高いが専用ソフトが必要
TARファイル ・・・主にUNIX系のOSで利用される形式
ZIPを元に戻す方法
「ZIP」ファイルを貰った時は、そのままでは利用できません。圧縮されているからです。
必ず解凍(展開)して基に戻します。
「ZIP」ファイルを右クリックして、メニューから「すべて展開」を選びます。
するとチャックの無くなったフォルダができています。これで解凍(展開)が完了です。
重すぎるファイルは、ファイル転送サービスで
メールでファイルを送るには、限界があります。
あまりに重いデータを送ると、受信するのに時間がかかったり、受信できない場合があります。
そのような時には、「ファイル転送サービス」を使うと大量のデータを相手に送ることができます。無料で使えるので、慣れておくといいと思います。
まとめ
圧縮ファイルはZIPだけでなく、圧縮率が違うファイル形式がたくさんあります。
WindowsはZIPに対応しているので右クリックで圧縮/解凍ができますが、その他の圧縮ファイルは、専用の圧縮/解凍ソフトが必要になります。
昔よりも統一されているので、Windowsの方はZIPだけ知っておけば何とかなると思います。