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CanvaとAdobe Express オンライングラフィックデザインツール
今話題のCANVAとADOBE EXPRESSは、どちらもオンラインでデザインを作成できるツール。
オンライングラフィックデザインツールと言われています。
ブラウザ上で動作するデザインツールです。インストールや専門知識は不要で、誰でも簡単にプロ品質のデザインを作成できます。
豊富なテンプレート、写真素材、フォントなどを用意しており、ドラッグ&ドロップ操作でデザインを編集できます。
CANVA
ADOBE EXPRESS
2つのオンラインツールの違い
2つの違いを簡単に比べてみると、(無料版同志)こんな感じです。
項目 | CANVA | ADOBE EXPRESS |
特徴 | 直感的な操作 豊富なテンプレート |
Adobe製品との連携 写真編集機能が強力 |
対応デバイス | PC・スマホ・タブレット(Web/アプリ) | PC・スマホ・タブレット(Web/アプリ) |
イメージ数 | 100万点以上 | 80万点以上 |
テンプレート数 | 25万点以上 | 6万点以上 |
フォント数 | 250種類以上 | 2,000種類以上 |
データ容量 | 5GB | 2GB |
編集機能 | 基本的な編集機能 クラウドやSNSと連携 HPは1枚もののみ |
基本的な編集機能 背景の削除 SNSの予約投稿機能 (月2回) |
CANVAのメリット/デメリット
■メリット
- 初めての人でも使いやすく直感的な操作が可能。
- 使いやすい豊富なテンプレートや素材が大量に用意されている。
(王冠マークがついた素材は有料) - ノンデザイナーでも使いやすいため、普及率が高い
■デメリット
- 無料プランではCMYK書き出しができない。(印刷物はCMYK)
- テンプレート主体のためデザイン被りがある。
- 簡易デザインツールであるため、未加工の素材を使って一から細部までデザインを作り上げることには向いていない
- CANVAで制作したものしかCANVAで編集できない。(互換性がない)
ADOBE EXPRESSのメリット/デメリット
■メリット
- photoshopやイラレと互換性があるため、ADOBEツールで修正/変更が可能
- デザイナー内でのデータの受け渡しがスムーズ
- 豊富なフォント
- フォトショップの写真加工機能も一部取り入れられている
- 今までの豊富な経験により高い完成度のデザインを作ることができる
- 人物の切り抜きや不要物の削除が簡単にできる
■デメリット
- ADOBE登録者はフォトショやイラレを使うため、有料版ユーザー数が少なく普及率が悪い
- テンプレート数がCANVAより少ない
- ストレージ容量が少ない
どちらにしても、肝に銘じておかないといけないこと。
ツール内で作成されているテンプレートを使って、アレンジして何かを作っても、結局のところオンライングラフィックデザインツールで作成したものは商標登録はできません。
完全オリジナルではないという事。会社の資料やSNS投稿などに使う分にはいいのですが、これをオリジナルとして商用に使うと、なにかしら問題が起きやすい状況になります。
商用利用がOKといっても、写真やテンプレートなどをそのまま加工せずに使うことは禁止されています。少しでもアレンジが必要とのことですが、それがどの程度のラインなのかもあいまいです。
オリジナルは、写真の選別/構成から色合いや大きさ、配置まですべてを独自で行いますので時間も当然かかります。だから良くも悪くも個性がでます。
その事だけは覚えておかないといけないみたいですね。
使いやすさで決める
CANVAは、いろいろなテンプレートがあるので、差し替えでデザインを作るのに適しています。
個人で商売をしている方やSNS用に作りたい方にお勧めです。
ADOBE EXPRESSは、デザイナーの方やADOBE製品を持っている方におすすめです。フォントの数が多いのが魅力でデザイン向きです。
基本的な使い方、考え方は同じなので大差ありません。
まずは、無料なので両方使ってみて、自分にとって使いやすい方を使うのがいいと思います。
今後のグラフィック
今までグラフィック、画像の編集が出来なかった方向けに、人気を集めているのがオンライングラフィックデザインツールです。
CANVAはCANVAでないと編集できないので、今後CANVAで編集などの依頼がでてくる可能性があります。
もしくは、CANVAの利用者が多くなり印刷業界でも需要が高まると、CANVAで作成したものが一般的になるかもしれませんし、データの互換性ももっと便利になるかもしれません。
その為にも、CANVAを知っておく必要もあると思います。
Adobeを使っているので、CANVAの有料版登録はしたくないのが本音ですね。
コースはありませんが、ワンズでもご希望があれば、CANVAとADOBE EXPRESSの使い方をレクチャーしていますよ。