
イラストレーターでオレンジを描く方法
イラストレーターで、円型と長方形のツールのみを使ってオレンジを作ってみます。
こんな感じです。
正円を2つ用意する
楕円形ツールを用いて円を描いていきます。
この時に、「Shiftキー」を押したままドラッグすると、正円を描くことができます。
1つは線なしの塗り白、2つ目は線なしの塗りオレンジ(C:5 M:46 Y:98 K:0)にします。
次に気持ちオレンジの正円を小さくしておきます。
2つの正円を重ねる
2つの円を同時に選択し、整列パレットの「水平方向中央に整列」と「垂直方向中央に配列」を押すと、ちょうど中央で重なるようになります。
白とオレンジの境目が、オレンジの皮の厚さになりますので、調整しておきます。
細い長方形を描く
白く細い長方形を1本描きます。
「長方形ツール」で細長い長方形を描きます。
長さはオレンジの円よりは、少し長いぐらいです。
この幅が、オレンジの仕切りの幅になりますので、調整しておきます。
長方形を回転させてオレンジの仕切りを描く
長方形が選ばれている状態で、メニューバーの「回転」を選択します。
「回転」のボタンをダブルクリックすることで、「回転」の設定が表示されます。
角度に「36°」と入力し「コピー」ボタンを押します。
36°に回転された長方形がコピーされました。
続けてこの作業を繰り返します。
イラストレーターには、「作業を繰り返す」ことのショートカットキーがあります。
それが「Ctrl」+「D」です。
「Ctrl」+「D」を3回繰り返すと、10等分されたオレンジが出来上がります。
オレンジの本体用の半円を描く
同じようにオレンジ色の正円を用意します。
次に「長方形ツール」に持ち替えて、円を半分囲むように長方形を描きます。
円と長方形を選び、パスファインダーの「前面オブジェクトで型抜き」を選ぶと、半円が出来上がります。
オレンジの本体と合わせる
10等分したオレンジの画像を少しだけ幅を縮めます。
そこに、順序を背面にした先ほどの半円を合わせます。
半円も幅を調整して、合わせます。
オレンジの本体の影部分を作る
「Altキー」を押したまま、半円の図形を上にドラッグします。1/3~1/4上へずらせばOKです。
基の半円とずらした反円を選び、パスファインダーの「分割」で3等分します。
グループ化になっているので、「ダイレクト選択ツール」に持ち替えて、3等分した上の端の画像をクリックし、「Delet」キーで削除します。
続いて、一番下の画像を選び、塗りの色を、濃いオレンジに変更します。
最後に、全体を右上向きにドラッグで回転させれば、見栄えが良くなります。
まとめ
Illustratorで描かれたイラストを見ると、自分で描くのは難しいそうだと最初は思います。
しかし、機能を知ると、不思議に自分でも描けそうな気がしてくるものです。
まずは挑戦して描き方の仕組みを理解すると楽しくなってきます!
グラフィックの上達は、まず真似ること!
真似をして作っていくうちに、作り方のコツが解ってきますよ。